○時をかける少女
2006年夏、密かに公開された細田 守監督によるアニメーション映画。
筒井康隆の同名小説『時をかける少女』の二十年後を描いた作品。
今作の主人公は、高校生の紺野真琴。そして、親友の間宮千昭、津田功介の三人が織りなす2006年夏の物語。原作の主人公、芳山和子も真琴のおばさんとして登場する。
ただ、“ちょっと観たいな”と思って、劇場に足を運んだ。それほど、期待はしてなかった。
ただ、どこかで見た予告で、自分なりに“セル画を使わないアニメーションの解が出たのかな?”と思ったので、その確認をしたかった。
予想以上だった!
2006年に観た映画は、『名探偵コナン〜探偵たちの鎮魂歌〜』、『時をかける少女』、『天使の卵』の三本に過ぎない。アニメも実写も織り交ぜだけど、そんな中でもナンバーワン!!
日本アカデミー賞に『名探偵コナン』がノミネートしているのが信じられないくらい、ずば抜けていた。
破綻を感じさせない脚本。テンポ良いストーリー。そして、演出。
真琴の使ったタイムリープが、小さなキッカケを紡いでく。物語が進むに従って。
もちろん、弱点もある。
CGの違和感。でも、それを差し引いて尚、素晴らしい映画です。
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