◇Kissドラマボックス
僕がKiss-FMを聴き出した当初、「Kissドラマボックス」という番組があった。サウンドクルーは福井玲子さん。
内容に惹かれたのか、福井さんの声に惹かれたのか、今となってはわからない。
考えてみれば、当時のKiss-FMにはラジオドラマの番組が数多くあった。「Kissドラマボックス」「バールサンドリオン」「ミステリーKiss」「ラヴィーナSTORY
FOR TWO」。かろうじて「STORY FOR TWO」のみは現在も続いている。
僕はテレビドラマは見ないくせに、ラジオドラマは大好きだった。今でも続いていれば、絶対に聴いていると思う。
さて、その福井さんがやっていた「ドラマボックス」の中に、「メイクアップブック」というコーナーがあった。
kissner(listener)が1ページずつ物語を書いていく。主人公は“タキモト・ユウ”という高校生で、突然現れた同姓同名の転校生の女の子に……というストーリー。
この物語が一番気になって聴いていたのかも知れない。
けど、結末を知らないのだ。始まりからも聴いていなかったのだけど、最後も聞き逃している。
今、この物語の全容を知ろうというのは無謀かも知れない。けれど、知りたいのだ。それも、福井さんが語るラジオドラマとして。
後に原田美樹さんが「KissドラマVOX」という番組(多分、後継番組)を担当されてますが、それとは違った内容でした。